約30年前程に見つかったHIV・エイズは現在日本全国の保健所で検査できます。しかし無料でも検査するのに躊躇する人も多いと思います。そのような人に不安を軽減できるようにこのサイトで紹介していきたいと思います。

温泉では感染しない、病期が進む前にHIV検査を!

 HIVに感染するのは、血液や精液、膣分泌液、母乳が粘膜や傷口に接触したときです。尿や汗、涙、唾液の中にもHIVは存在しますが、ごく微量であるため、感染はしません。血液であっても、同じ蚊に刺された程度では感染の心配はありません。蚊が吸血時に、前に吸った血を戻す量はごくわずかだからです。唾液で感染するには、バケツ5杯分の量が必要です。HIVはヒトやチンパンジーの体内でしか生きられず、空気や水に触れるとすぐ死にます。そのため、温泉でHIV感染者と同じ湯につかっても、感染することはありません。
 感染機会があった場合は、3か月後には、病院か保健所、またはHIV検査キットで検査をしなければなりません。HIVに感染していたとしても、早期に治療が開始できれば、普通に生活して寿命をまっとうすることも可能です。しかし、適切な治療をせずにいて、免疫細胞の破壊が進み、エイズを発症してからだと、30か月後の生存率は80%となります。現在の医学では救えない例も出てくる事態となります。
 HIV感染後の病期は3つに分かれます。急性期、無症候期、エイズ発症期です。エイズを発症する前に治療を開始できれば、30か月後の生存率は99%です。エイズ発症の直前に治療を開始しても、予後は良くありませんので、感染から10週間程度続く急性期に、感染の有無を調べることが大事です。無症候期の期間は、以前は10年程度であることが多かったのですが、近年は短くなってきています。2年というケースもあり、3年であるのは珍しいことではなくなりました。無症候期は症状がほとんどないため、検査する動機がないため、その病期になる前に検査することが望まれます。